2020.10.13

通学路をどこまで重視する?お子さんがいる家庭での土地選びのポイント

土地選びの際に気になる通学路

マイホームを建てるための土地選びは難しいものです。人それぞれ優先したいポイントはたくさんあるでしょう。しかしそのポイント全てを抑えた土地に巡り合える可能性は低いものなのです。

さらに小学生、中学生くらいのお子さんがいる家庭では、より土地選びが難しくなります。というのもお子さんがいる家庭では、通学路を気にしながら土地選びをすることになるからです。

最近のニュースを見ていると、登下校中の小学生の集団に車が突っ込むといった痛ましい事故を目にします。そういったニュースを見てしまうと、少しでも学校に近く、通学路が短くなる土地を選びたいと思うのが親の心理です。

しかし特にお子さんが小学生の場合、通学路は学びの場ともなります。近隣住民や自然とのふれあいの中で学べることはたくさんあるのです。みなさんも小学生時代に、通学路での思い出をたくさんお持ちではないでしょうか。それほど通学路はお子さんにとって重要なものなのです。

そのため、一概に通学路が短くなるような土地を選べばいいというものでもありません。

通学路ばかりを優先すると土地が見つからない

また通学路ばかりを優先してしまうと、土地が見つからないということにもなります。

小学校や中学校近くの土地は、やはり人気が高いものです。そのため空き地になっているところを探すのは難しくなります。空き地があっても、車の通行が難しかったり、日当たりが悪かったりと条件が悪い土地である可能性が高いです。

そして、しっかりと考えてもらいたいのは、「通学路を気にしなければいけないのは9年間だけ」ということです。自宅から通学するのは中学生までで、高校以降は遠方に行くことも少なくはありません。

通学路だけを優先して土地を選んでしまった場合、小学校と中学校の9年間が終われば、その土地を選んだメリットが何も無くなってしまい、残るのは車の出入りが難しいなどのデメリットばかりということにもなりかねません。

そう考えると多少通学路が長くなったとしても、将来的なことを考えて利便性のより土地を選んだ方が良いでしょう。また通学路の長さばかりでなく、歩道が整備されているか、信号は取り付けられているかといった設備を確認することで、利便性が良く、お子さんにとっても安全な土地を選ぶことができます。

また小学校には学区があります。住んでいる地域によって通う小学校が決められているのです。

そのため通いたい小学校があるのであれば、その小学校の学区内の土地を選ぶ必要性も出てくるわけです。

そうなれば、さらに土地選びが難しくなります。どの優先順位で土地を選んでいくのかを考えて、土地選びに臨んでください。

まずはお子さんと歩いて見てください

通学路は危険ばかりが潜んでいるわけではありません。通学路を1人で歩くことも、お子さんの成長につながります。

ただし歩道や信号機などの設備が整っていなかったり、道幅が狭かったりすれば危険なことも確かです。

土地選びの際は、まずお子さんと一緒に通学路を歩いて見て、危ないなと感じた部分があれば他の土地を選ぶようにすると良いでしょう。

また学区の制約があって、なかなか土地が見つからないというときは、施工業者にも協力してもらうと土地を見つけやすくなります。施工業者であれば不動産会社などとのつながりも深いため、様々な面から土地を見つけてくれるはずです。

北山建築編集部

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