どうも、こんにちは。
松阪、伊勢、津で自由設計の家づくり。
お洒落な注文住宅の工務店。
北山建築 想ほーむ事業部の奥村です。
5月になりました。少し遅ればせながらですが、
ゴールデンウィークは皆様どうお過ごしされましたか。
社内でも、福岡へ行ったり、富士山を登ったり、家でのんびりという方もいたり、さまざまでした。
旅行はとても好きなので、このゴールデンウィークに県外へ旅行行った人の話を聞くと、羨ましくなります。
このゴールデンウィークは惜しくも旅行には行かず、私はほとんどを家で、家にある窓たちをうーんと開けて、5月のおだやかな風とぽかぽかの陽気で心地良い4日間を過ごしました。
時々眠たくもなりましたが、それでも入れた珈琲の香りが良いお家時間を醸し出してくれました。
こういう時は、珈琲が好きであることを誇りに思う瞬間です。
こうしてみると、お家でゆるゆると過ごしてみるのもいいものですね。
うまく弾けないギターを担いで、人の少ない河原でのんびりするなんて素敵な案もありましたが、陽射しの怖さにおびえてやめました。高校の時は陽射しなんて怖くなかったのに不思議なものです。
なんていいながら、最終日はやっと外へ出て、海の博物館へ行ってきました。
三重県にお住いの皆さんならご存じですか。海の博物館。
三重県で一番といっても過言ではないほどの素晴らしい建築物です。
建築家の内藤廣さんが設計した、鳥羽にある博物館。
海女さんの道具や船など漁村に住む人々のくらしや歴史がたくさん詰まっています。
建物は鳥羽の地形を考えられていたり、高低差を利用して出入口の位置が決められていたり、ここでは言い切れないほどの魅力がたくさんあります。
中にはこれぞ構造美といわれるようなアーチ型の構造体がむき出しになっています。一本ずつ工場で曲げられているようです。
大学生になってから今までで、もう二桁くらいは訪れている場所です。
なぜ海の博物館へ来たかといいますと、私の大学4年制の時に研究した海女集落にある海女小屋の調査結果の展示が始まったからです。わあ。
大好きな建築物のところで自分の書いた海女小屋の絵たちが展示されるとは思ってませんでした。
光栄なことだなと思います。
私が在籍しているときからその話は聞いていたのですが、同じ研究をしている院の先輩と研究室の助教がここまでにしてくれました。感謝でいっぱいです。ほくほく。
展示を見ていると、眠い目をこすりながら作図をしていたすごくすごく大変だった日々を思い出します。
今となってはものすごい宝物の時間です。
そんな努力が昇華されたような気分になりました。
実際何をしていたかというと、研究室で鳥羽の海女集落の調査を7年ほどしており、
私はその中で、海女集落の海女さんたちが集う海女小屋というものの実測や置かれているものについて確認し
図面に起こして実態を調査するということをしました。
全7地区、計41棟の調査です。
真夏の中での調査は少し歩けばくたくたにくたびれるほどでした。
どんな研究で海女小屋とはそもそもといったことや、中には何があって何に使うのか
すべて伝えたいところですが、このブログが論文になってしまいそうなので、ぐっとこらえます。
そんな私の大学時代の研究が展示されてますので、鳥羽の近くへ行った際は、ぜひ海の博物館へお越しください。
ゴールデンウィークの出来事といいながら、宣伝となりましたが、これにて失礼いたします。
この記事を書いたスタッフ
奥村玲那
お茶畑の広がる静岡県磐田市出身。ぺぺぺい。
三重大学建築学科卒業後入社。有名な建築を巡ることやお洒落な空間・インテリアが好きで、家の設計をしている父の影響もあり建築業界に飛び込みました。静岡県のことなら奥村までお尋ねください!(^^)