災害時に命を守る「在宅避難」という選択肢
地震や台風などの災害時、必ずしも避難所へ行くことが最善とは限りません。自宅が倒壊の危険性が低い安全な状態であれば、プライバシーが保たれ、精神的にも安定しやすい「在宅避難」が推奨されています。特に高齢の方にとって、環境の変化は想像以上のストレスとなり、健康を損なう原因にもなります。家を建てる段階で「いざという時に自宅で耐え抜くための設備」を組み込んでおくことは、人生のセーフティネットを築くことに他なりません。
在宅避難のために備えておきたい住宅設備7選
災害発生直後から、ライフライン(電気・ガス・水道)が数日間止まることを想定して、以下の7つの設備を検討してみてください。
1. 太陽光発電と蓄電池
災害時に最も困るのが「電気の停止」です。特に夏場や冬場の空調が使えない状況は命に関わります。太陽光パネルで昼間に発電し、蓄電池に溜めておくシステムがあれば、冷蔵庫の食品維持やスマホの充電、照明の確保が可能になります。
2. 給湯器のバックアップ電源対応
最近の給湯器は電気制御が基本のため、停電するとお湯が出なくなります。災害対応型の給湯器や、蓄電池から電源供給ができるモデルを選ぶことで、被災時でも温かいお湯で身体を拭いたり、洗い物ができる環境を維持できます。
3. 高性能な断熱性能(窓と壁)
災害時にはエアコンが使えない時間帯が長引く可能性があります。気密・断熱性能を高めておくことは、冷暖房に頼りすぎず、室内温度を一定に保つための「物理的な備え」です。結露も防げるため、住宅の長寿命化にも繋がります。
4. 非常用給水・貯水システム
断水時に最も困るのがトイレと飲料水です。水道管に直結した非常用取水栓や、大容量の貯水タンクを設置することで、断水時でも数日間は生活用水を確保できます。
5. IHではなくあえて「ガス」を一部に残す
オール電化は非常に魅力的ですが、災害時のリスク分散を考えるなら、カセットコンロだけではなく、キッチンの一部にガスを併用するか、ポータブルのガス供給機器を準備しておくことが調理の幅を広げます。
6. 雨水貯留タンク
庭がある場合、雨水を貯めておくタンクを設置しておくと、断水時にトイレの流し水や掃除、ガーデニング用として重宝します。生活用水をすべて飲料水で賄うのは非現実的であるため、水を使う用途を分けることが賢明です。
7. 外部コンセントの増設
電気自動車(EV)を持っている場合、V2Hシステムがあれば車を大容量バッテリーとして活用できます。屋外に外部コンセントやV2Hの接続口を設けておくと、いざという時に車から住宅へ電力を供給でき、生活の質が格段に上がります。
50代・60代からの家づくりで大切にすべき考え方
これから家を建てる世代にとって、災害対策は「贅沢なオプション」ではなく「必須の機能」です。これからの家は、ただ住みやすいだけでなく、家族を守り抜く「シェルター」としての側面も持つべきです。
FAQ:よくある質問
Q:予算が限られています。まずは何から始めるべきですか?
まずは、断熱性能と省エネ設備を優先してください。後からリフォームで壁を剥がすのは大変ですが、蓄電池などは後付けも可能です。
Q:在宅避難ができるかどうか、どう判断すればいいですか?
お住まいの地域のハザードマップを確認してください。浸水区域や土砂災害警戒区域であれば、早めの避難が基本です。まずは自宅が安全な場所にあるか、自治体のマップを確認することから始めましょう。
次にとるべき行動
まずは、現在検討しているハウスメーカーの担当者に「災害時の在宅避難を想定した設備提案をしてほしい」と伝えてみてください。三重県内のエリア(松阪・津・伊勢など)で実績のあるメーカーであれば、地域特有の気候や災害リスクを踏まえた具体的なアドバイスが得られるはずです。また、自治体が発行する防災ハンドブックを入手し、家族で話し合う時間を持つことも、何よりの防災対策になります。
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7代目社長の後悔しない家づくりch
数多くの家づくりをしてきた北山建築7代目棟梁が、お客様に寄り添う一生ものの家づくりをコンセプトに、「建てた後も後悔のない家づくり」ができる情報をお伝えしていきます!
北山裕史のプロフィール
1967年3月2日、北山家の長男として生まれ、小学、中学、高校時代は勉学以上に野球に打ち込み、挨拶、礼儀、人間関係の大事さを学ぶ。地元松阪工業を卒業後、父の勧めで石田建築へ大工修行に入り、28歳で自身初の棟梁として棟上げを行い北山建築7代目棟梁となる。
その後34歳で家業から企業へと方向転換し2001年5月21日「有限会社北山建築」を設立。現在も一貫した「お客様との一生涯のお付き合い」を合言葉に顔の見える家づくりを展開中。


