2026.01.20
【住宅ローン破綻】月4万円の支払い増に耐えられる?|住宅ローン金利上昇時の具体的な対策と固定金利への切り替えタイミングを徹底解説
変動金利の落とし穴と固定金利へ切り替えるべきタイミングをプロが解説
住宅ローンを組む際、多くの人が「少しでも月々の支払いを安くしたい」と考え、変動金利を選択します。
しかし近年の金利上昇局面において、「このまま変動金利で本当に大丈夫なのか?」という不安を抱える方が急増しています。
この記事では、住宅ローン破綻が起きやすい人の共通パターンと、金利上昇時に取るべき具体的な対策、さらに固定金利へ切り替えるべき判断基準を、実務経験をもとにわかりやすく解説します。
変動金利の落とし穴と固定金利へ切り替えるべきタイミングをプロが解説
変動金利とは?意外と知られていない基本ルール
金利は半年ごとに見直される
変動金利は、多くの金融機関で**年2回(主に4月・10月)**金利が見直されます。
金利が上がれば、本来は毎月の返済額も増える仕組みです。
「5年ルール」と「125%ルール」という落とし穴
変動金利には、利用者を守るためのルールがあります。
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5年ルール
金利が上がっても、毎月の返済額は5年間据え置き -
125%ルール
返済額は、直前の支払額の最大125%までしか上がらない
一見安心に見えますが、実はここに大きな落とし穴があります。
支払っていない利息は、消えていないのです。
将来、まとめて支払う必要があり、結果として家計を圧迫します。
固定金利の種類と注意点
固定金利は大きく2種類
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固定期間選択型(例:10年固定)
一定期間のみ金利固定。その後は金利が大きく上がる可能性あり -
全期間固定型(例:フラット35)
35年間、金利も返済額も変わらない
特に注意すべきなのが「固定期間選択型」です。
当初10年間は低金利 → 11年目から一気に金利上昇というケースも珍しくありません。
金利が0.5%上がると、返済額はいくら増える?
シミュレーション条件
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借入額:4,000万円
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返済期間:35年
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返済方式:元利均等返済
金利別・月々返済額の目安
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金利1.0%:約11.3万円
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金利2.0%:約13.3万円(+約2万円)
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金利3.0%:約15.4万円(+約4.1万円)
たった金利1%の違いで、月4万円以上の差が生まれます。
これに、電気代・ガス代・教育費・固定資産税の上昇が重なると、家計への影響は非常に大きくなります。
住宅ローン破綻しやすい人の3つの共通パターン
①「今いちばん安い金利」だけで選んだ人
ネット銀行などの最安金利だけに注目し、将来の上昇リスクを考えていないケース。
② 変動金利の仕組みを理解していない人
5年ルール・125%ルールを知らず、
将来の未払い利息に備えた貯蓄がない人は非常に危険です。
③ 動くのが遅い人
「そろそろ金利上がりそうだな…」と思いながら何もせず、
実際に上がってから慌てて対策するケース。
固定金利(フラット35)が向いている人とは?
以下に当てはまる方は、固定金利との相性が良いと言えます。
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将来の収入増があまり期待できない
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教育費の負担がこれから増える、またはピークにある
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金利ニュースを追いかけたくない
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精神的な不安を抱えたくない
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毎月の支出を安定させたい
フラット35は、住宅性能(耐震等級・断熱性能など)を満たすことで、
当初5年または10年間、金利優遇を受けられる制度もあります。
変動金利が向いている人の条件
一方、変動金利が向いているのは次のような方です。
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返済比率に十分な余裕がある
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手元資金が多く、繰り上げ返済が可能
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金利上昇時にすぐ行動できる
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収入の変動に強い家計構造を持っている
「誰でも変動が得」というわけではありません。
住宅ローンで最も危険な判断とは?
「今の金利が安いから」という理由だけで決めること
これが、最も危険な判断です。
重要なのは以下の視点です。
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金利が上がったら、家計は耐えられるか?
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上がった時に、動ける余地(貯蓄・借り換え)はあるか?
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将来の支出増も含めて計算しているか?
まとめ|住宅ローンは「金利」ではなく「耐久力」で選ぶ
住宅ローンは、最安競争ではなく長期戦です。
金利が上がる可能性を前提に、
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上がっても耐えられる
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上がったら動ける
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精神的に不安を抱えない
この3つを満たす選択こそが、後悔しない住宅ローンにつながります。
家づくりと同じく、住宅ローンも「知らなかった」では済まされません。
今一度、ご自身の家計と将来設計を見直してみてください。

7代目社長の後悔しない家づくりch
数多くの家づくりをしてきた北山建築7代目棟梁が、お客様に寄り添う一生ものの家づくりをコンセプトに、「建てた後も後悔のない家づくり」ができる情報をお伝えしていきます!
北山裕史のプロフィール
1967年3月2日、北山家の長男として生まれ、小学、中学、高校時代は勉学以上に野球に打ち込み、挨拶、礼儀、人間関係の大事さを学ぶ。地元松阪工業を卒業後、父の勧めで石田建築へ大工修行に入り、28歳で自身初の棟梁として棟上げを行い北山建築7代目棟梁となる。
その後34歳で家業から企業へと方向転換し2001年5月21日「有限会社北山建築」を設立。現在も一貫した「お客様との一生涯のお付き合い」を合言葉に顔の見える家づくりを展開中。



