2026.02.23
【新築で妥協すると危険】老後後悔しない間取りの基準とは?プロが教える「避けるべき特徴7選」
「老後のことなんて、まだ先の話」と新築時に後悔するポイントを妥協していませんか?実は、わずか数センチの差が、数十年後の生活を「自立した暮らし」にするか「ストレスの多い暮らし」にするかが重要です。
本記事では、創業158年の実績を持つ家づくりのプロ、7代目社長が解説する「老後に危険な間取りの特徴7選」を徹底解説します。これから家を建てる方が絶対に見落としてはいけない基準をまとめました。
1. 動画で学ぶ:老後の間取りで絶対に譲れない基準
まずは、こちらの動画で全体像を把握しましょう。
2. 老後に「住みづらい家」になってしまう共通点
若いうちは気にならない「ちょっとした段差」や「狭さ」が、筋力が衰える老後には致命的なバリアとなります。動画内では、特に以下の7つのポイントが重要視されています。
① 廊下・通路・扉の幅(車椅子と手すりの罠)
一般的な廊下幅は約78cmですが、老後を見据えるとこれでは不十分な場合があります。
「将来手すりを付けると、有効幅はさらに狭まります。車椅子でスムーズに通るには、90cm〜1mの幅を検討すべきです」(動画より引用)
② 玄関とスロープの計画
玄関ポーチの段差は、見た目以上に重要です。
- 基準: 1段の高さを20cm以下(理想は12〜15cm)に抑える。
- 将来の備え: 今すぐ設置しなくても、将来スロープを後付けできるスペースと下地を確保しておくことが肝要です。
③ 浴室・洗面の段差と滑り止め
お風呂の入り口の段差は、転倒リスクの筆頭です。最新のシステムバスでは「段差なし」を選択できるため、新築時にバリアフリー仕様を選んでおくことが推奨されます。
④ トイレの位置・広さ・扉の開き方
老後のトイレ事情は「近さ」と「安全性」がすべてです。
- 位置: 寝室のすぐ隣、または最短同線上に配置する。
- 扉: 内開きは絶対にNG。 万が一中で倒れた際、体が邪魔で救助できなくなるため、外開きや引き戸が必須です。
⑤ キッチンの同線と通路幅
アイランドキッチンなどは憧れますが、通路が狭いと車椅子での利用や、夫婦でのすれ違いがストレスになります。
- 理想の幅: キッチンとカップボードの間は1m〜1.2mを確保。
⑥ リビングの生活動線(主要4箇所の最短ルート)
「玄関・リビング・トイレ・寝室」の4箇所が、いかにシンプルかつ最短ルートで結ばれているかがポイントです。回遊動線にこだわりすぎて歩行距離が長くなっていないか確認しましょう。
⑦ 階段の勾配とリフォームの余地
急な階段は老後の「2階を使わなくなる原因」になります。
- 踏み面と蹴上げ: 勾配を緩やかに設計する。
- 裏技: 将来、階段を架け替えたり段数を増やしたりできるよう、ホールに余裕を持たせた間取りにしておくのがプロの知恵です。
3. 老後の間取りに関するよくある質問(FAQ)
Q1. 手すりは新築時にすべて付けるべきですか?
- すべて付ける必要はありません。ただし、将来必要になった時に数千円の工事で済むよう、「下地(補強板)」だけは壁の中に入れておくことを強くおすすめします。
Q2. 2階建てでも老後は大丈夫でしょうか?
- 可能です。ただし、1階だけで生活が完結する「擬似平屋」のような間取りにしておくか、階段の勾配を緩やかにし、将来的に階段昇降機が設置できる幅を確保しておくことが条件となります。
Q3. 車椅子対応にするにはどれくらいの広さが必要?
- 通路幅だけでなく「回転スペース」も考慮してください。トイレや洗面所などは、通常の1.5倍程度のスペースがあると介助もしやすくなります。
4. 結論:後悔しないために今すぐできること
「老後の備え=不便な設計」ではありません。むしろ、誰にとっても使いやすく、安全な家は、現在の暮らしの質も高めてくれます。
次にとるべきアクション:
- 今の図面を見て「寝室からトイレまでの歩数」を数えてみる。
- 担当の設計士に「将来、車椅子でも生活できるか?」と単刀直入に聞いてみる。
- こちらのYouTube動画を再度見直し、プロの基準と照らし合わせる。
家づくりは一生に一度の大きな決断です。数十年後の自分が「この間取りにして良かった」と思えるよう、今のうちにプロの視点を取り入れましょう。

7代目社長の後悔しない家づくりch
数多くの家づくりをしてきた北山建築7代目棟梁が、お客様に寄り添う一生ものの家づくりをコンセプトに、「建てた後も後悔のない家づくり」ができる情報をお伝えしていきます!
北山裕史のプロフィール
1967年3月2日、北山家の長男として生まれ、小学、中学、高校時代は勉学以上に野球に打ち込み、挨拶、礼儀、人間関係の大事さを学ぶ。地元松阪工業を卒業後、父の勧めで石田建築へ大工修行に入り、28歳で自身初の棟梁として棟上げを行い北山建築7代目棟梁となる。
その後34歳で家業から企業へと方向転換し2001年5月21日「有限会社北山建築」を設立。現在も一貫した「お客様との一生涯のお付き合い」を合言葉に顔の見える家づくりを展開中。



