2026.01.20
【新築】知らずに選んだ設備で年間数十万円損!?|理不尽な基準で課税され続ける固定資産税の仕組みと知らないと損する対策10選
新築住宅を建てるとき、多くの人が初期費用・住宅ローン・設備グレードばかりに目が向きがちです。
しかし、**建てたあと毎年払い続ける「固定資産税」**について、深く考えている人は意外と少ないのが現実です。
実は、選んだ設備や素材次第で、固定資産税は年間数万円〜数十万円単位で変わることがあります。
しかもその仕組みは、あまり知られていません。
この記事では、
固定資産税の基本的な仕組み
なぜ設備によって税額が変わるのか
固定資産税が高くなりやすい設備
税金だけに振り回されない正しい考え方
固定資産税を抑えるための実践的な対策
を、新築検討者向けにわかりやすく解説します。
【新築で後悔】知らずに選んだ設備で固定資産税が毎年数万円〜数十万円変わる理由
仕組み・課税基準・損しないための設備選び対策10選
固定資産税とは?意外と知らない基本の仕組み
固定資産税とは、土地・建物などの「固定資産」を所有している人に毎年かかる税金です。
課税のタイミング
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毎年 1月1日時点の所有者 に課税
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新築住宅の場合
→ 建てた翌年の1月1日から課税スタート
税額の基本構造
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課税標準額(=評価額) × 税率
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固定資産税の標準税率:1.4%
-
都市計画区域内の場合
→ **都市計画税(最大0.3%)**が別途加算
※多くの人が「固定資産税」とひとまとめに考えていますが、
実際は
固定資産税+都市計画税
の2種類が合算されて請求されます。
新築住宅には軽減措置がある
新築住宅には、税負担を軽減する制度があります。
住宅用地の特例(建物200㎡以下)
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固定資産税:1/6
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都市計画税:1/3
新築住宅の減額措置
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一般住宅:3年間、固定資産税が1/2
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長期優良住宅:5年間、固定資産税が1/2
つまり、
-
同じ家でも
長期優良住宅かどうかで数十万円の差が出ることもあります。
なぜ設備で固定資産税が変わるのか?
固定資産税は、
建物の「価値」=評価点数によって決まります。
評価対象になるものは、想像以上に多く、
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屋根
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外壁
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内装材
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床材
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設備(キッチン・浴室・給湯器・照明など)
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数量・面積・グレード
これらが点数化され、合算されて税額が算出されます。
しかもこの評価基準は、
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昭和時代に作られたルールが今もベース
-
市町村ごとに多少の差がある
-
担当者の判断が入る余地もある
という、非常に分かりづらい仕組みです。
固定資産税が高くなりやすい設備・仕様10選
① 屋根一体型ソーラーパネル
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一体型は評価点数が非常に高い
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年間 約2〜3万円税額が増えるケースも
対策
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通常屋根+後付け太陽光にする
② 外壁タイル
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高耐久=資産価値が高いと評価
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サイディングより年間約1万円以上高くなることも
③ 塗り壁(左官仕上げ)
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意匠性が高く、評価点数が高い
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年間 約2〜3万円増
④ 室内の石材仕上げ(大理石・御影石など)
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特に「特」ランクの石材は高額評価
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部分使いでも年間数万円〜数十万円
⑤ 木質系の高級天井仕上げ(柾目・無節材)
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見た目は美しいが評価点数が高い
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年間 1〜2万円前後
⑥ 床の石材仕上げ
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フローリングより評価が高い
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年間 5〜8万円以上になるケースも
⑦ 照明(ダウンライト)
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1灯ごとに点数加算
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数が多いほど税額アップ
⑧ 大型・高効率給湯器(エコキュートなど)
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特に大型タイプは評価が高い
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年間 数千円〜1万円弱
⑨ 高グレードなユニットバス
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金額が高いほど評価アップ
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年間 数千円〜1万円前後
⑩ 大型システムキッチン
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サイズ・グレードで評価増
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年間 約5,000円前後
固定資産税だけで設備を我慢するのは危険
重要なのは、
「税金が高い=悪い設備」ではないという点です。
固定資産税を気にしすぎて、
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断熱性能を下げる
-
快適性を犠牲にする
-
メンテナンス費が増える
こうなると、
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光熱費
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修繕費
-
住み心地
の方が、長期的には大きな損になります。
固定資産税を抑えるための現実的な対策
✔ 家の形をシンプルにする
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正方形・長方形は評価が低め
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凹凸の多い外観は不利
✔ 素材は「全体コスパ+部分こだわり」
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全面高級仕様は避ける
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アクセント使いで満足度UP
✔ 本当に使う設備か一度立ち止まる
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高級設備=正解ではない
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使用頻度と満足度を冷静に判断
✔ 長期優良住宅を検討する
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減税期間が2年長い
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トータルで大きな差に
まとめ|固定資産税は「知って選ぶ」だけで損を防げる
固定資産税は、
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知らないまま選ぶと「毎年じわじわ損」
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仕組みを知れば「コントロール可能」
な税金です。
✔ 税金だけで設備を我慢しない
✔ でも無駄に高くなる選択は避ける
✔ 初期費用・光熱費・メンテナンス・税金をトータルで考える
この視点が、
**「建てたあとに後悔しない家づくり」**につながります。
新築を検討中の方は、
設備を決める前に一度、固定資産税の影響も考える
それだけで、将来の出費は大きく変わります。

7代目社長の後悔しない家づくりch
数多くの家づくりをしてきた北山建築7代目棟梁が、お客様に寄り添う一生ものの家づくりをコンセプトに、「建てた後も後悔のない家づくり」ができる情報をお伝えしていきます!
北山裕史のプロフィール
1967年3月2日、北山家の長男として生まれ、小学、中学、高校時代は勉学以上に野球に打ち込み、挨拶、礼儀、人間関係の大事さを学ぶ。地元松阪工業を卒業後、父の勧めで石田建築へ大工修行に入り、28歳で自身初の棟梁として棟上げを行い北山建築7代目棟梁となる。
その後34歳で家業から企業へと方向転換し2001年5月21日「有限会社北山建築」を設立。現在も一貫した「お客様との一生涯のお付き合い」を合言葉に顔の見える家づくりを展開中。



