2026.02.23
新築で後悔しないための「究極の2択」12選:プロが教える判断基準とは?
「新築を建てたいけれど、決めることが多すぎて何が正解かわからない」
「バルコニーや吹き抜けは本当に必要?後悔したくない」
注文住宅の打ち合わせは、まさに選択の連続です。営業担当や設計士に勧められるがままに決めてしまい、住み始めてから「やっぱりあっちにしておけばよかった」と後悔するケースは少なくありません。
この記事では、創業158年の実績を持つ「7代目社長の後悔しない家づくりch」の動画『【究極の二択】新築で必ず悩むあるある12選』を元に、家づくりで必ず直面する12の重要な選択肢について、プロの視点から解説します。
単なる「どっちがいいか」の答えだけでなく、あなたのライフスタイルに合った選び方の基準を明確にします。
家づくりにおける「正解」の考え方
まず大前提として、家づくりに万人に共通する「絶対的な正解」はありません。
動画内で北山社長も次のように語っています。
「どっちが正解かっていうのはですね、そもそも考え方自体が危ない。まずは自分の家作りに合っているかどうかの選び方、これを1つの判断材料なんですよね」
流行やデザインだけで選ぶのではなく、「メンテナンス」「コスト」「将来の生活」を含めた判断が必要です。それでは、具体的な12の選択を見ていきましょう。
1. 構造・間取りに関する究極の選択
① バルコニー:つける vs つけない(完全室内干し)
近年、バルコニーをなくす家庭が増えています。
- つける派のメリット:布団を外で干せる、外の空気が好き。
- つけない派(室内干し)のメリット:防水メンテナンスが不要、掃除の手間が省ける、建築コストダウン。
- プロの判断基準:
- 平屋やランドリールームが充実しているなら「なし」が失敗が少ない。
- どうしても天日干ししたいなら「あり」。
② 吹き抜け:作る vs 作らない
開放感の代名詞である吹き抜けですが、慎重な検討が必要です。
- 作るメリット:圧倒的な開放感、明るさ。
- 作らないメリット:空調効率が良い、メンテナンス(電球交換やクロス張り替え)が容易、2階の床面積が増える。
- プロの判断基準:
- **「性能ありき」**です。気密断熱性能が低い家でやると冬場に極寒になり後悔します。
- 音の響きが気になる人、コスパ重視の人は「なし」推奨。
③ 2階トイレ:設置する vs 1台で乗り切る
- 2台(2階設置)のメリット:朝の渋滞回避、夜中のトイレが楽。
- 1台のメリット:掃除の手間が減る、配管コスト・スペースの削減。
- プロの判断基準:
- 家族人数が多い、生活時間帯が被るなら「2台」。
- 平屋暮らしや夫婦2人暮らしなら「1台」で十分。
④ 収納:各部屋クローゼット vs ファミリークローゼット(ファミクロ)
- ファミクロのメリット:洗濯動線が良い(一箇所に片付く)。
- 各部屋のメリット:自分の物は自分で管理する習慣がつく、プライバシー確保。
- プロの判断基準:
- ファミクロは動線設計とセットで考えないと失敗します。
- 「自分のことは自分で」という教育方針や、将来の個室利用を考えるなら「各部屋」。
⑤ 寝室:1階 vs 2階
- 1階のメリット:老後の生活が楽(階段昇降がない)、ワンフロアで完結。
- 2階のメリット:プライバシー確保、水害対策、日当たり。
- プロの判断基準:
- 30代、40代は2階でも良いが、20年後の自分たちを想像するべき。
- 将来的に1階だけで生活できるような間取り(可変性)にしておくのが賢い選択。
⑥ 子供部屋の間仕切り:最初から仕切る vs 将来仕切る
- 最初から仕切るメリット:後から工事する手間と費用がかからない、最初から個室として機能する。
- 将来仕切るメリット:子供が小さいうちは広いプレイルームとして使える。
- プロの判断基準:
- 後から工事をすると、クロス貼り替えや家具移動など「家がわちゃわちゃする」ため、社長は**「最初から仕切る」**派。
- 後で仕切る場合は、下地やコンセント、ドアの位置を事前に計画しておくことが必須。
2. 設備・仕様に関する究極の選択
⑦ 窓:掃き出し窓(大開口) vs 腰高・FIX窓
- 掃き出し窓のメリット:開放感、採光、通風、出入り可能。
- 腰高・FIX窓のメリット:断熱性能向上、防犯性向上、掃除が楽(レールがない)。
- プロの判断基準:
- 断熱・防犯・掃除の観点では「窓は小さい方がいい」。
- ただし、庭とのつながりや光・風を重視するなら、性能を満たした上で大開口を選ぶ。
⑧ 勝手口:つける vs つけない
- つけるメリット:ゴミ出しが楽。
- つけないメリット:断熱性アップ、防犯リスク低下、コストダウン。
- プロの判断基準:
- ゴミ出しの動線上に本当に必要か?(裏がすぐフェンスなら意味がない)。
- 防犯と断熱(壁の方が性能が高い)を優先するなら「なし」がトレンド。
⑨ 床材:無垢床 vs 複合フローリング
- 無垢床のメリット:質感、香り、暖かさ、経年変化を楽しめる。
- 複合フローリングのメリット:傷に強い、メンテナンスが楽、安価。
- プロの判断基準:
- ペットがいる場合は、傷や滑りにくさで複合やペット対応床材が有利。
- 人間にとっての心地よさ(足触りや香り)を重視するなら、メンテナンスの手間があっても「無垢」がおすすめ。
⑩ 室内ドア:引き戸 vs 開き戸
- 引き戸のメリット:開けっ放しにできる、風通しが良い、バリアフリー。
- 開き戸のメリット:遮音性が高い、気密性が高い、壁面が使える。
- プロの判断基準:
- 場所によって使い分けるのが正解。
- 洗面脱衣室など、移動が多い場所は「引き戸」。
- 寝室や書斎など、静かさや遮光を求める場所は「開き戸」。
3. デザイン・外観に関する究極の選択
⑪ 外観デザイン:デザイン重視(凹凸あり) vs シンプル重視(総二階など)
- デザイン重視のメリット:個性的、おしゃれ、愛着が湧く。
- シンプル重視のメリット:雨漏りリスクが低い、建築コスト・メンテナンス費が安い。
- プロの判断基準:
- 凹凸が多いと「役物(やくもの)」と呼ばれる部材が増え、雨漏りリスクとコストが上がる。
- 長く安心して住むなら「シンプル」推奨。
⑫ 屋根の形状:片流れ vs 切り妻・寄棟
- 片流れのメリット:太陽光パネルをたくさん載せられる、モダンなデザイン。
- 切り妻・寄棟のメリット:雨仕舞い(防水性)が良い、壁面の保護。
- プロの判断基準:
- 社長のおすすめは「瓦屋根の切り妻」。メンテナンスフリーに近い。
- 太陽光を大量に乗せても売電価格は下がっているため、過度な搭載は不要(=片流れに固執しなくて良い)。
結論:迷った時の最終決定ルール
動画の最後で語られたように、選択に「100%の正解」はありません。しかし、失敗しないための共通ルールは存在します。
- 「流行っているから」「友達がこうだから」で選ばない
- 現在の利便性だけでなく、20年後のメンテナンスと体力も考慮する
- 家族間(特に夫婦)で優先順位をすり合わせる(9割は旦那様が折れるそうですが、納得感が大事です)
家づくりは、これら12の選択の積み重ねです。「自分たちの生活スタイルにはどちらが合うか?」という視点で、一つ一つ丁寧に選んでいきましょう。
関連リンク・情報
- 動画で詳細をチェック:
【究極の二択】新築で必ず悩むあるある12選 - 動画チャンネル: 7代目社長の後悔しない家づくりch
よくある質問(FAQ)
Q1. 吹き抜けを作って寒くないですか?
- 家の「気密断熱性能」によります。高気密高断熱(UA値やC値が優秀)な住宅であれば、吹き抜けがあってもエアコン1台で快適に過ごせます。性能が低い場合はおすすめしません。
Q2. 将来のために1階に寝室を作るスペースがありません。
- 最初から個室を作らなくても、将来的にリビングの一角を仕切れるように下地を入れておく、あるいは和室コーナーを設けておくなどの工夫で対応可能です。
Q3. 無垢床の手入れは大変ですか?
- 種類によりますが、基本的には水拭きを避け、定期的なオイル塗装などが必要です。傷もつきやすいですが、それを「味」として楽しめる方に向いています。傷を気にする方は複合フローリングが無難です。

7代目社長の後悔しない家づくりch
数多くの家づくりをしてきた北山建築7代目棟梁が、お客様に寄り添う一生ものの家づくりをコンセプトに、「建てた後も後悔のない家づくり」ができる情報をお伝えしていきます!
北山裕史のプロフィール
1967年3月2日、北山家の長男として生まれ、小学、中学、高校時代は勉学以上に野球に打ち込み、挨拶、礼儀、人間関係の大事さを学ぶ。地元松阪工業を卒業後、父の勧めで石田建築へ大工修行に入り、28歳で自身初の棟梁として棟上げを行い北山建築7代目棟梁となる。
その後34歳で家業から企業へと方向転換し2001年5月21日「有限会社北山建築」を設立。現在も一貫した「お客様との一生涯のお付き合い」を合言葉に顔の見える家づくりを展開中。



