憧れの「流行間取り」に潜む落とし穴とは
家づくりにおいて、流行りの間取りには必ずメリットとデメリットが存在します。「みんながやっているから」という理由だけで選ぶのではなく、自分のライフスタイルに合っているかを冷静に判断することが重要です。
1. リビング階段
開放感があり家族の顔が見えるメリットがある一方、冷暖房効率が悪くなるという弱点があります。
- 対策: 高気密・高断熱住宅を検討すること、または階段にロールスクリーンや間仕切りを設けて熱の移動を防ぐ工夫をしましょう。
2. 吹き抜け
明るく開放的な空間が手に入りますが、音やニオイが家中に広がりやすく、掃除のハードルも上がります。
- 対策: シーリングファンを設置して空気の循環を促すことや、断熱性能を最優先に確保することが必須です。
3. アイランドキッチン
回遊性があり、家族みんなで料理を楽しめます。しかし、手元が隠せないため常に綺麗に保つ必要があり、収納不足になりがちです。
- 対策: 背面に大容量のカップボードを設ける、あるいはあえて手元を隠す腰壁を作るなどのアレンジを検討してください。
快適な暮らしを維持するための空間設計
4. ランドリールーム
「洗う・干す・畳む・しまう」が完結する夢の空間ですが、湿気対策が不十分だとカビやニオイの温床になります。
- 対策: 24時間換気だけでなく、除湿機やガス乾燥機を併用できる環境を整え、十分な広さを確保することが鍵です。
5. 小上がり和室
立体感がありおしゃれですが、段差が生活の邪魔になることも。
- 対策: デッドスペースになりがちな段差部分を「引き出し収納」として活用することで、機能性とデザイン性を両立させましょう。
6. 玄関手洗い
帰宅後すぐに手が洗える動線は衛生的ですが、配置によっては玄関が狭く見えたり、水ハネの掃除が面倒に感じることもあります。
- 対策: 玄関ホールと洗面所を繋げる動線を作るなど、ライフスタイルに応じた使いやすい配置を設計士と相談しましょう。
賢い家づくりのための検討ポイント
7. 広い土間収納(シューズクローク)
収納力は魅力ですが、玄関が狭くなる可能性も。また、湿気がこもりやすい点にも注意が必要です。
- 対策: 換気計画を徹底し、オープンな棚にすることで風通しを良くしましょう。
8. パントリー
食品やストックの管理に便利ですが、奥行きがありすぎると奥の物が死蔵品になりがちです。
- 対策: 可動棚を活用し、奥行きは浅めに設定するのがコツです。
9. 勾配天井
空間に広がりが出ますが、照明の交換や窓の掃除が難しくなるというデメリットがあります。
- 対策: メンテナンスを考慮した照明器具選びや、掃除しやすい窓の配置をシミュレーションしましょう。
10. ファミリークローゼット
洗濯物をしまう動線は短縮されますが、プライバシーの確保が難しくなる場合もあります。
- 対策: 「共有部分」と「個人の管理部分」を明確に分けるゾーニングが成功の秘訣です。
11. スケルトン階段
視界が抜けデザイン性は抜群ですが、隙間から物が落ちたり、小さな子供の安全面での懸念があります。
- 対策: 手すりのデザインを工夫したり、安全ネットを一時的に活用するなど、成長に合わせて対応できる設計を検討しましょう。
家づくりに関するFAQ
Q. 流行りの間取りを取り入れるべきか迷っています。
A. 流行はあくまで参考です。あなたの家族構成やライフスタイル(共働きか、趣味は何か、将来的な変化など)を最優先に考え、譲れない条件と妥協できる点を明確にしましょう。
Q. デメリットがある間取りは絶対にやめた方がいいですか?
A. そんなことはありません。デメリットを知った上で「それをカバーする設備」や「配置の工夫」を施せば、むしろ非常に使いやすい間取りになります。重要なのは「知らずに採用して後悔する」ことのないようにすることです。
次にとるべき行動
- 優先順位の書き出し: 家族で「何を一番大切にしたいか」を話し合い、譲れないポイントをリストアップしてください。
- 動線のシミュレーション: 朝起きてから夜寝るまでの家族の動きを想像し、選んだ間取りで生活がスムーズに進むかを確認しましょう。
- 地元の信頼できるプロに相談: 三重県内の風土や気候特性を知り尽くした建築会社に、「この間取りを採用した場合のメリット・デメリット」を正直に聞いてみてください。
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7代目社長の後悔しない家づくりch
数多くの家づくりをしてきた北山建築7代目棟梁が、お客様に寄り添う一生ものの家づくりをコンセプトに、「建てた後も後悔のない家づくり」ができる情報をお伝えしていきます!
北山裕史のプロフィール
1967年3月2日、北山家の長男として生まれ、小学、中学、高校時代は勉学以上に野球に打ち込み、挨拶、礼儀、人間関係の大事さを学ぶ。地元松阪工業を卒業後、父の勧めで石田建築へ大工修行に入り、28歳で自身初の棟梁として棟上げを行い北山建築7代目棟梁となる。
その後34歳で家業から企業へと方向転換し2001年5月21日「有限会社北山建築」を設立。現在も一貫した「お客様との一生涯のお付き合い」を合言葉に顔の見える家づくりを展開中。


