2026.05.07

【等級別シミュレーション】断熱等級5 vs 等級6 どっちが正解?100万円の価格差と後悔しない選び方を徹底解説

家づくりにおいて、今最も注目されているのが「断熱性能」です。2025年には断熱等級4が義務化され、ZEH基準である「等級5」が実質的な標準になりつつあります。
しかし、検討者の間で大きな悩みとなっているのが、「等級5(ZEHレベル)で十分なのか、それとも100万円上乗せして等級6(HEAT20 G2レベル)を目指すべきか?」という問題です。
本記事では、動画の内容に基づき、等級5と等級6の性能差、光熱費のシミュレーション、そして「100万円の差額」をどう判断すべきか、専門的な視点から詳しく解説します。

1. 断熱等級5と等級6の決定的な違い

まずは、それぞれの等級がどのような位置づけなのか整理しましょう。

断熱等級5(ZEHレベル)

   基準: UA値 0.6相当(地域区分6の場合)

   特徴: 2025年に義務化される基準よりも一段上の性能。現在のハウスメーカーや工務店で「標準仕様」とされることが多いレベルです。

   体感: 以前の古い住宅に比べれば十分に暖かいですが、真冬に無暖房で過ごすのは難しく、局所的な冷え込みを感じることもあります。

断熱等級6(HEAT20 G2レベル)

   基準: UA値 0.46相当(地域区分6の場合)

   特徴: 「冬でも薄着で過ごせる」と言われる高断熱住宅の入り口。先進的な工務店が推奨する基準です。

   体感: 部屋ごとの温度差が少なく、エアコン一台で全館空調に近い環境を作りやすくなります。壁や床の表面温度が下がりにくいため、体感温度が格段に向上します。

2. 100万円の投資で得られる「3つのメリット」

等級5から等級6にアップグレードするには、一般的に約100万円から150万円程度の追加コストがかかります。このコストを支払う価値があるのか、3つの視点で分析します。

① 月々の光熱費削減(シミュレーション)

等級5と等級6では、年間で数万円の光熱費の差が出ます。

   等級5: 年間光熱費 約15万円

   等級6: 年間光熱費 約12万円

(※条件により異なりますが、年間2〜3万円程度の差が一般的です)

「年間3万円なら30年で90万円。100万円の元は取れないのでは?」と考える方も多いでしょう。しかし、今後の電気代高騰を考慮すると、この差はさらに広がる可能性があります。

② ヒートショックのリスク軽減と健康維持

断熱性能の向上は、単なる節約術ではありません。「医療費の削減」に繋がります。

等級6になると、廊下や脱衣所が冷え込みにくくなるため、ヒートショックのリスクが大幅に低下します。また、結露の発生を抑えることでカビ・ダニの繁殖を防ぎ、アレルギーや喘息の改善に寄与するという研究データも存在します。

③ 住宅の資産価値と寿命

2030年には、断熱等級5が義務化される予定です。つまり、今「等級5」で建てると、数年後には「最低限の基準」の家になってしまいます。将来的な売却や資産価値を考えるなら、今のうちに等級6以上にしておくことが、家を「時代遅れ」にさせないための防衛策となります。

3. 【シミュレーション】100万円の差をどう考えるか?

100万円の差額を「住宅ローンの月支払い」に換算してみましょう。

   100万円を金利0.5%・35年ローンで借りた場合:

   月々の支払額アップ:約2,600円

この「月2,600円」をどう捉えるかが分かれ道です。

光熱費の削減分(月2,000円〜3,000円程度)で相殺できると考えれば、実質的な負担増なしで「圧倒的に快適な住環境」が手に入る計算になります。

4. 結論:あなたはどっちを選ぶべき?

断熱等級5が向いている人

   建築予算が非常にシビアで、まずは生活防衛を優先したい。

   キッチンや内装など、目に見える部分のデザインに予算を全振りしたい。

   比較的温暖な地域に住んでおり、寒さへのこだわりがそこまで強くない。

断熱等級6(推奨)が向いている人

   「一生に一度の買い物で後悔したくない」と考えている。

   冬の朝、布団から出るのが辛い生活を終わりにしたい。

   将来的な電気代高騰や、住宅の資産価値低下のリスクを避けたい。

   健康・快適性を最優先し、家全体を24時間安定した温度に保ちたい。

FAQ:よくある質問

  1. 断熱材の種類を変えるだけで等級6になりますか?
  2. 断熱材の厚みを増すだけでなく、窓の性能(アルミ樹脂複合サッシからオール樹脂サッシ+トリプルガラスへ)の変更が必要になるケースが多いです。特に窓は熱の出入りが激しいため、等級6を目指すなら必須のポイントです。
  3. 等級6にすると夏は暑くなりませんか?
  4. 断熱性能が高いと、外の熱も遮断するため、適切に「日射遮蔽(ひさしやアウターシェードなど)」を行えば、むしろ夏もエアコンの効きが良く涼しく過ごせます。
  5. 等級7まで目指すべきでしょうか?
  6. 等級7(G3レベル)はさらに高性能ですが、コストアップが激しく(+200万円以上)、コストパフォーマンスの面では等級6が最もバランスが良い「スイートスポット」とされています。

次にとるべき行動

断熱等級は、家が建った後にリフォームで上げようとすると、新築時の数倍の費用がかかります。

  1. まずは依頼先の工務店・ハウスメーカーに「等級6(UA値0.46以下)にするための見積もり」を依頼しましょう。
  2. その際、単に「断熱材を厚くする」だけでなく、窓の仕様や換気システムの提案もセットで確認してください。
  3. 月々のローン支払い増額分と、予測される光熱費の削減額を比較し、自分たちにとっての「納得解」を見つけてください。

後悔のない家づくりのために、性能への投資を「コスト」ではなく「未来への貯金」と考えて検討してみることをお勧めします。

動画で詳しく見る

関連トピック(元動画):

7代目社長の後悔しない家づくりch

数多くの家づくりをしてきた北山建築7代目棟梁が、お客様に寄り添う一生ものの家づくりをコンセプトに、「建てた後も後悔のない家づくり」ができる情報をお伝えしていきます!

北山裕史のプロフィール

1967年3月2日、北山家の長男として生まれ、小学、中学、高校時代は勉学以上に野球に打ち込み、挨拶、礼儀、人間関係の大事さを学ぶ。地元松阪工業を卒業後、父の勧めで石田建築へ大工修行に入り、28歳で自身初の棟梁として棟上げを行い北山建築7代目棟梁となる。

その後34歳で家業から企業へと方向転換し2001年5月21日「有限会社北山建築」を設立。現在も一貫した「お客様との一生涯のお付き合い」を合言葉に顔の見える家づくりを展開中。

CONTACT

北山建築の家づくりに興味のある方は、
お気軽にお問い合わせください。
モデルハウス見学や資料請求も受け付けています。

TEL.0598-25-2820

Instagramでも公開中!

5/16-17【松阪市白粉町】平屋モデル販売会 #kokorohome

  • 想ほーむ
  • 見学会情報