35坪の平屋で実現した「家族の距離感」と「個の空間」
限られた床面積を最大限に活かすためには、廊下を減らし、各部屋をシームレスにつなぐ設計が重要です。今回の住宅は35坪という広さを活かし、LDKを家の中心に据えることで、家族が自然と顔を合わせる設計になっています。
しかし、単に広いだけではプライバシーが確保できません。この住まいでは、家族共有スペースと個人の空間を明確に分ける「ゾーニング」を徹底することで、メリハリのある生活環境を整えています。
隠し扉の先には2.5帖の秘密基地
この家の最大の魅力は、リビングからつながる壁に溶け込んだ隠し扉です。その扉を開けると、そこにはわずか2.5帖の空間が広がっています。
なぜ2.5帖が究極の贅沢なのか
2.5帖というサイズは、一般的な個室としては狭いと感じるかもしれません。しかし、本棚とデスクを配置し、お気に入りの音楽に没頭するには「手が届く範囲ですべてが完結する」最高のサイズ感です。あえて籠り感を出すことで、書斎としての機能だけでなく、心をリセットする隠れ家としての価値を高めています。
趣味と暮らしを切り離す工夫
趣味の道具やコレクションがリビングに溢れると、どうしても生活感が出てしまいます。この秘密基地は、扉を閉めれば完全に独立した空間となるため、リビングを常にスッキリと保つことができます。「趣味を楽しみつつ、生活の質も下げない」という賢い住まい方の模範といえます。
家事動線を極めたストレスフリーな平屋設計
趣味部屋だけでなく、日々の家事負担を軽減するための動線設計も秀逸です。忙しい共働き世帯や子育て世代にとって、家事の時間は少しでも短縮したいもの。
玄関からキッチンへの直行ルート
帰宅してすぐに荷物を置ける場所や、買い物から帰ってきてキッチンに直結する動線は、平屋ならではの強みです。この家では、無駄な動きを極限まで省くことで、片付けや料理の手間を大幅に減らす工夫が施されています。
水回りの集中配置
洗濯機置き場、洗面脱衣所、そして物干しスペースを一直線に配置することで、洗濯の手間を最小限に抑えています。家事の効率化は、そのまま「家族と過ごす時間」の増加に直結します。
よくある質問(FAQ)
35坪の平屋は、どのくらいの家族構成に向いていますか?
一般的には3人〜4人家族に最適な広さです。個室を3つ確保しつつ、ゆとりあるLDKや収納スペースを設けることが可能です。
隠し扉を設置する際の注意点はありますか?
建具屋さんと打ち合わせを行い、壁紙や造作の精度を高める必要があります。また、換気計画を怠ると湿気がこもりやすいため、狭い空間ほど空調の通り道を設計することが重要です。
狭い趣味部屋(秘密基地)を作るメリットは?
建築コストを抑えつつ、自分だけのこだわりを凝縮できる点です。また、冷暖房の効率が非常に良いため、一年中快適に過ごせるというメリットもあります。
次にとるべき行動
三重県での家づくりを成功させるためには、まずは「自分たちが家で何を一番大切にしたいか」を明確にすることです。今回ご紹介した事例のように、趣味の空間を優先したいのか、あるいは家事動線を極めたいのか、優先順位を決めてから展示場や見学会へ足を運んでみてください。
- 家族で「絶対に譲れないポイント」を書き出す。
- 施工事例が豊富な三重県内の住宅会社をピックアップする。
- 実際のモデルハウスで、部屋のサイズ感や動線を体感する。
理想の平屋ライフへの第一歩を、ぜひ今踏み出してみてください。
関連トピック(元動画)

7代目社長の後悔しない家づくりch
数多くの家づくりをしてきた北山建築7代目棟梁が、お客様に寄り添う一生ものの家づくりをコンセプトに、「建てた後も後悔のない家づくり」ができる情報をお伝えしていきます!
北山裕史のプロフィール
1967年3月2日、北山家の長男として生まれ、小学、中学、高校時代は勉学以上に野球に打ち込み、挨拶、礼儀、人間関係の大事さを学ぶ。地元松阪工業を卒業後、父の勧めで石田建築へ大工修行に入り、28歳で自身初の棟梁として棟上げを行い北山建築7代目棟梁となる。
その後34歳で家業から企業へと方向転換し2001年5月21日「有限会社北山建築」を設立。現在も一貫した「お客様との一生涯のお付き合い」を合言葉に顔の見える家づくりを展開中。


