施主支給で後悔しないための基本の考え方
施主支給とは、建築会社から提案された設備や建材をそのまま採用するのではなく、自分たちで調達して施工会社に取り付けてもらう手法です。全てを理想通りにしようとして闇雲に導入すると、現場の混乱や保証の問題を招くことがあります。
成功の秘訣は、あらかじめ設計段階で施工会社に「このアイテムを支給したい」と伝え、承諾を得ておくことです。施主支給は「節約」のためだけでなく、「自分だけのこだわり」を実現するための手段であることを忘れないようにしましょう。
プロが厳選!施主支給で満足度が上がる10のアイテム
空間の印象を左右するアイテムは、少しの手間で大きな効果を生みます。ここでは、施工難易度が低く、かつインテリアの雰囲気を格上げするアイテムを紹介します。
1. デザイン性の高い照明器具
リビングやダイニングのペンダントライトは、空間のアイコンになります。住宅会社のカタログから選ぶのも良いですが、ネットショップやアンティークショップで見つけたこだわりの一灯を取り入れるだけで、住まいの高級感が変わります。
2. 真鍮やアイアンのスイッチプレート
意外と盲点なのがスイッチプレートです。標準のプラスチック製から、真鍮やマットな質感のアイアン製に変えるだけで、毎日触れる場所の質感が向上します。取り替え自体は電気工事士の資格が必要ですが、器具自体を支給することは難しくありません。
3. 造作風に見せるタオル掛け・トイレットペーパーホルダー
サニタリースペースは比較的狭い空間ですが、タオル掛けや紙巻き器を少し良いものにするだけで、ホテルのような洗練された空間に早変わりします。アイアン素材を選べば、流行りのナチュラルモダンやインダストリアルな雰囲気を演出しやすいです。
4. 既製品の鏡と洗面ボウル
洗面台の全てを特注(造作)にすると高額になりますが、鏡と洗面ボウルだけこだわり、台自体は施工会社のものを使用することで費用を抑えつつ、世界観を作ることができます。
5. 個性的なドアノブ・ハンドル
室内ドアのドアノブを、アンティーク調のものや重厚感のあるデザインに変更してみましょう。手に触れるたび、家に対する愛着が深まるポイントです。
施主支給を成功させるための注意点
施主支給は魅力的な反面、ルールを守らなければトラブルの原因になります。以下の点を必ず守りましょう。
施工会社との事前の合意
「施主支給は受け入れ可能か」「取り付け手数料はいくらか」を契約前に確認してください。中には持ち込みを断る会社や、取り付け手数料が高額になる会社もあります。
配送スケジュールと受け入れ体制
支給品が工事の進捗と合わないタイミングで届くと、保管場所に困るだけでなく、破損のリスクも高まります。必ず工務担当者と納品日の調整を行ってください。
故障時の対応を確認しておく
施工会社が用意した製品であれば、不具合があった際に会社が対応してくれますが、施主支給品は自分でメーカーとやり取りする必要があります。保証内容を把握しておくことが重要です。
よくある質問(FAQ)
Q:施主支給をすると工事費は安くなりますか?
A:必ずしも安くなるとは限りません。取り付け手数料がかかる場合があるからです。費用削減というよりは「こだわりを適正価格で実現する」という意識で取り組むのが成功のコツです。
Q:どのタイミングで相談すればいいですか?
A:基本設計の打ち合わせ段階で、早い段階から伝えておくのがベストです。図面に組み込む必要があるため、工事が始まってからでは遅いケースも多いです。
Q:取り付けだけ依頼できますか?
A:会社の方針によりますが、原則として取り付けだけでも可能かを確認しましょう。ただし、構造に関わる部分の支給は保証の観点から断られることが一般的です。
次にとるべき行動
- 施工会社へ相談する: 現在依頼している、または検討中の住宅会社に「施主支給が可能か」を尋ねてみましょう。
- 優先順位を決める: 予算は限られています。家中全てを支給するのではなく、家族が長く過ごす場所や目につきやすい場所など、優先順位をつけて選定しましょう。
- サンプルを確認する: ネットの画像だけでなく、可能であれば実物を見て質感や色味を確認してから購入してください。
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7代目社長の後悔しない家づくりch
数多くの家づくりをしてきた北山建築7代目棟梁が、お客様に寄り添う一生ものの家づくりをコンセプトに、「建てた後も後悔のない家づくり」ができる情報をお伝えしていきます!
北山裕史のプロフィール
1967年3月2日、北山家の長男として生まれ、小学、中学、高校時代は勉学以上に野球に打ち込み、挨拶、礼儀、人間関係の大事さを学ぶ。地元松阪工業を卒業後、父の勧めで石田建築へ大工修行に入り、28歳で自身初の棟梁として棟上げを行い北山建築7代目棟梁となる。
その後34歳で家業から企業へと方向転換し2001年5月21日「有限会社北山建築」を設立。現在も一貫した「お客様との一生涯のお付き合い」を合言葉に顔の見える家づくりを展開中。


