2026.05.31

【ルームツアー】キッチン通路「90cmで十分」は嘘!?引き出し奥行65cm時代の新常識125cm幅をリノベ実例で徹底解説

家づくりやリノベーションを計画する際、最も頭を悩ませる場所の一つが「キッチン」です。特にキッチンの通路幅は、毎日の家事効率を左右する非常に重要なポイント。
かつては「90cmあれば十分」と言われていた通路幅ですが、実は近年のキッチンの大型化や収納機能の進化により、その常識は変わりつつあります。本記事では、三重県で理想の住まいを検討されている方に向けて、なぜ今「125cmの通路幅」が推奨されるのか、その理由を実例を交えて詳しく解説します。

昔の常識「90cm」が現代のキッチンで窮屈な理由

これまで、キッチン通路の適正幅は90cm前後が一般的とされてきました。しかし、この数値をそのまま鵜呑みにすると、暮らし始めてから「こんなはずじゃなかった」と後悔するリスクがあります。

1. 引き出し奥行きの変化

昔のキッチン収納は開き戸が主流でしたが、現在は引き出しタイプが標準です。引き出しの奥行きは一般的に約65cm。これに加えて、人が立つスペースが必要です。

2. 「二人で作業する」というライフスタイル

現在の家づくりでは、夫婦で料理を楽しんだり、子供と一緒にキッチンに立つシーンが増えています。90cmの通路では、一人が引き出しを開けて作業をしている背後を、もう一人がスムーズに通ることは困難です。


結論:なぜ「125cm」がベストな選択なのか

今回のリノベーション実例では、キッチンの通路幅を「125cm」に設定しました。この数値には、単に広いというだけではない、人間工学に基づいたメリットがあります。

狭い通路と広い通路の決定的な違い

* 90cmの場合: 一人が引き出しを開けると、その後ろを通るにはカニ歩きをするか、作業中の人に避けてもらう必要があります。

* 125cmの場合: 引き出しを開けている人がいても、その背後を別の人が余裕を持ってすれ違うことができます。「ちょっとどいて」というストレスがゼロになるため、家事の動線が劇的にスムーズになります。

また、冷蔵庫や食器棚からものを取り出し、振り返って作業スペースに置くという一連の動作も、125cmあれば腰を深くかがめることなく、ゆったりとした所作で行えます。


スペースを確保するために知っておくべきこと

通路幅を広げることは魅力的ですが、キッチンは限られた面積の中でレイアウトを決める必要があります。125cmという広さを確保するための設計のコツをご紹介します。

収納計画の見直し

通路を広げる分、収納が減るのではないかと心配される方も多いでしょう。しかし、奥行きの深い引き出しは「奥のものが取り出しにくい」という欠点もあります。通路を広げるためにキッチン全体の奥行きを少し抑え、その分「壁面収納」を工夫することで、収納量を落とさずにゆとりある通路を実現できます。

三重県の住宅事情に合わせた最適解

松阪・津・伊勢エリアでは、比較的広めの土地を確保できるケースも多いですが、一方で機能性を重視したコンパクトな暮らしも人気です。通路幅を広げることで、キッチンの面積は増えますが、その分「リビング側のゆとり」を削るべきか、それとも「作業効率」を優先すべきか。家族のライフスタイルに合わせて、設計士としっかりシミュレーションを行うことが大切です。


よくある質問(FAQ)

Q:通路幅を広げすぎると、かえって動きにくくなりませんか?

広すぎると冷蔵庫やシンクへの移動距離が増えてしまう可能性があります。一般的に、120cm〜130cmが「ゆとりを持ちつつ、最小限の移動で家事がこなせる」限界値と言われています。

Q:キッチンの通路幅はどうやって計測するのですか?

キッチンの扉(引き出し)の面材から、背面のカップボードの面材までの最短距離を指します。設計図面上で確認する際は、扉の厚みまで考慮されているか必ず確認してください。

Q:今の家をリノベーションする場合でも125cmは確保できますか?

可能です。ただし、キッチン自体の位置を変更する場合、排水管の勾配や換気扇のダクト位置などの制約があります。信頼できる施工会社に、現地調査を依頼することをお勧めします。


次にとるべき行動

1. 自宅のキッチンの通路幅を測ってみる: 今の使い心地と数値を照らし合わせることで、自分たちにとっての「正解」が見えてきます。

2. 二人でキッチンに立つ場面を想像する: 「同時にお皿を洗うか?」「冷蔵庫には誰が一番行くか?」といった動きをシミュレーションしてみましょう。

3. モデルハウスや完成見学会で体験する: 図面上の数値だけでなく、実際の125cmの距離感を体感することが最も確実です。三重県内の工務店や住宅展示場で、ぜひ広さを確認してみてください。


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7代目社長の後悔しない家づくりch

数多くの家づくりをしてきた北山建築7代目棟梁が、お客様に寄り添う一生ものの家づくりをコンセプトに、「建てた後も後悔のない家づくり」ができる情報をお伝えしていきます!

北山裕史のプロフィール

1967年3月2日、北山家の長男として生まれ、小学、中学、高校時代は勉学以上に野球に打ち込み、挨拶、礼儀、人間関係の大事さを学ぶ。地元松阪工業を卒業後、父の勧めで石田建築へ大工修行に入り、28歳で自身初の棟梁として棟上げを行い北山建築7代目棟梁となる。

その後34歳で家業から企業へと方向転換し2001年5月21日「有限会社北山建築」を設立。現在も一貫した「お客様との一生涯のお付き合い」を合言葉に顔の見える家づくりを展開中。

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