毎日後悔するかもしれない?「人気の落とし穴」になりやすい仕様7選
家づくりでは、「見た目の良さ」と「日々のメンテナンスの手間」のバランスを見極めることが非常に重要です。ここでは、特に後悔の声が多い7つのポイントを深掘りします。
1. 黒い外壁や黒い水回り
スタイリッシュで高級感のある黒は非常に人気ですが、実は「汚れ」が最も目立つ色でもあります。外壁であれば砂埃、キッチンや洗面所であれば水垢や石鹸カスが白く浮き出てしまい、こまめな掃除が欠かせません。見た目の格好良さだけで選ぶと、毎日の掃除負担が想像以上に重くのしかかります。
2. 面積の広いオープンな棚
見せる収納として人気のオープン棚ですが、埃の掃除が非常に厄介です。また、生活感が出てしまいやすく、常に綺麗に整頓しておく精神的プレッシャーを感じる方も少なくありません。特にキッチン周りでは、油汚れが埃と混ざり、掃除がさらに困難になります。
3. 床から浮いているフロートタイプ家具
浮遊感があって洗練された印象を与えるフロートタイプの家具は、床掃除がしやすそうに見えます。しかし、隙間に溜まる埃の掃除がしにくかったり、結局「物を隠す場所」が足りなくなって床に物を置いてしまったりと、かえって散らかる原因になるケースが多いです。
4. 室内干し用ワイヤーの設置場所
便利そうに見える室内干し用ワイヤーですが、設置場所によっては生活の動線を遮断してしまいます。特にリビングに設置すると、干している間は常に洗濯物が視界に入り、圧迫感を感じる原因に。また、乾いた後の取り込み動線を考えないと、結局クローゼットまで遠くて面倒になるという失敗もよくあります。
5. 広い玄関とオープンな靴収納
広い土間玄関は魅力的ですが、靴が丸見えになるオープン収納は管理が大変です。靴の匂いがリビングまで届いてしまったり、散らかった靴を毎日整理しなければならなかったりと、生活感の管理がストレスになる傾向があります。
6. キッチン背面の「引き出し式」でない収納
キッチンの背面収納で、扉が観音開きやオープンタイプのものは、奥の物を取り出すのが非常に大変です。毎日使う調理家電や食器こそ、引き出し式でワンアクションで取り出せる工夫が必要です。
7. 凝った造作洗面台
カタログで見るようなおしゃれな造作洗面台は素敵ですが、既製品の洗面台と比べて水跳ね対策が不十分なケースが多いです。特に木製カウンターやタイル貼りは、水が染み込んだり目地の汚れが取れなかったりと、お手入れのハードルが高めです。
失敗を防ぐための3つの鉄則
これらの失敗を回避し、長く愛せる住まいにするためには、次の視点を持って検討しましょう。
- 「掃除の頻度」を自分に問いかける: 自分が掃除を苦にしない場所ならこだわってもOKですが、苦手な場所ほど「掃除が楽な素材や形」を選ぶのが鉄則です。
- 動線シミュレーションを徹底する: 図面を見るだけでなく、実際にその場所でどう動くかを「脳内でドラマのように再生」してみてください。
- 見せない収納を優先する: おしゃれな空間を維持できるのは、実は「収納の8割が見えないようになっている」家です。オープン収納は最小限に留めましょう。
家づくりに関するよくある質問(FAQ)
Q1. 人気の仕様を諦めるべきですか?
A. 諦める必要はありません。ただし「お手入れのしやすさ」を最優先事項にして、素材や配置を工夫することが大切です。例えば、黒いキッチンを選びたいなら「汚れが目立たないマット素材」を選ぶ、といった工夫で対策可能です。
Q2. どこで後悔ポイントを確認すればいいですか?
A. 実際の入居宅見学会や、建ててから数年経過したオーナー様の体験談を聞くのが最も確実です。展示場は「理想」ですが、完成見学会は「現実」を確認できる貴重な場です。
Q3. 収納のベストなバランスは?
A. 一般的には、隠す収納(扉付き)を7〜8割、見せる収納を2〜3割に抑えると、生活感を隠しつつおしゃれな空間を演出できると言われています。
次にとるべき行動
- 現在の生活の「面倒くさいことリスト」を作る: 今の住まいで掃除が面倒だと感じていることを書き出しましょう。それが家づくりの「避けるべきポイント」になります。
- 優先順位を整理する: 「見た目」と「手間」のどちらが自分にとって重要か、家族で話し合ってください。
- プロに「掃除の手間」を直接聞く: 住宅会社や設計士との打ち合わせで、「これ、実際に住んでから汚れやすくないですか?」と率直に質問してみましょう。誠実な会社であれば、デメリットも隠さず教えてくれるはずです。
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7代目社長の後悔しない家づくりch
数多くの家づくりをしてきた北山建築7代目棟梁が、お客様に寄り添う一生ものの家づくりをコンセプトに、「建てた後も後悔のない家づくり」ができる情報をお伝えしていきます!
北山裕史のプロフィール
1967年3月2日、北山家の長男として生まれ、小学、中学、高校時代は勉学以上に野球に打ち込み、挨拶、礼儀、人間関係の大事さを学ぶ。地元松阪工業を卒業後、父の勧めで石田建築へ大工修行に入り、28歳で自身初の棟梁として棟上げを行い北山建築7代目棟梁となる。
その後34歳で家業から企業へと方向転換し2001年5月21日「有限会社北山建築」を設立。現在も一貫した「お客様との一生涯のお付き合い」を合言葉に顔の見える家づくりを展開中。


