2026.02.23

【新築の失敗回避】家づくりで避けるべき11の落とし穴と対策|7代目社長が教える後悔しないポイント

憧れのマイホーム計画。「おしゃれな吹き抜け」「ホテルライクな照明」「広い庭」など、夢は膨らみますが、実際の生活で「使いにくい」「寒い」「維持費が高い」と後悔することは避けたいものです。

この記事では、創業158年の実績を持つ工務店の7代目社長がYouTubeで解説した**「新築で100点満点は無理でも、これだけは避けてほしい11の落とし穴」**を徹底要約。プロの視点から、具体的な数値基準や対策をまとめました。これから注文住宅を建てる方は必見です。

1. デザインと快適性のバランスにおける落とし穴

① おしゃれ照明は大体「暗い」

SNSやモデルハウスで見かける「ダウンライトのみ」「間接照明」のおしゃれな部屋。しかし、実際に生活すると**「暗すぎて本が読めない」「子供が勉強できない」**という事態に陥りがちです。

  • 対策: 「生活に必要な明るさ(ベース照明)」を確保した上で、雰囲気作りの間接照明をプラスする。
  • ポイント: 調光機能付きの照明を選び、シーンに合わせて明るさを調整できるようにするのが正解です。

② 夏暑く冬寒い家(断熱・気密の罠)

「うちは涼しいですよ」という営業マンの言葉を鵜呑みにするのは危険です。吹き抜けや大空間を作ると、性能が低い家では光熱費が爆上がりし、快適性も損なわれます。

  • 重要な指標:
  • UH値(断熱性能): 最低でも0.6、できれば**0.46(断熱等級6)**を目指しましょう。
  • C値(気密性能・隙間相当面積): どんなに良い断熱材を使っても、施工が悪く隙間だらけでは意味がありません。C値は1.0以下(高気密)、できれば0.5以下を目指すべきです。
  • 注意: 断熱材の種類だけでなく、**施工精度(C値)**を必ず確認してください。

2. 生活動線と収納の「こんなはずじゃなかった」

③ キッチンと玄関が遠くて地味にストレス

リビングを広くしたいあまり、キッチンを奥に配置しすぎると、ゴミ出しや買い物後の荷物運びが重労働になります。

  • 対策: 図面上で「玄関からキッチンまで何メートルあるか」を定規で測り、実際に歩いてシミュレーションしてみる。
  • チェック: 回遊動線(行き止まりのない動線)が機能しているかも確認しましょう。

④ シューズクローク・土間収納が狭すぎる

「とりあえずあればいい」で作りがちな土間収納ですが、ベビーカー、アウトドア用品、ゴルフバッグなどを置くとすぐに溢れます。

  • 目安: 最低でも2畳は必要。趣味が多い(スノボ、キャンプ等)場合は3畳以上欲しいところです。
  • コストダウンのコツ: 家の中に巨大な収納を作るより、外部物置を設置したほうが建築コストは安く済む場合があります。

⑤ コンセント計画が甘い

掃除機をかけるたびにコードを差し替えたり、タコ足配線だらけになるのはストレスの原因です。

  • 対策: 掃除機のコードの長さや、家電の配置(将来増える分も含む)を具体的にイメージして、多めに配置しましょう。

3. 暮らしの変化とコストの見落とし

⑥ 在宅ワークスペースが足りない

「ダイニングテーブルで仕事をすればいい」と思っても、家族の生活音やテレビの音が気になり、集中できないケースが多発しています。

  • 対策: 1畳でも良いので、専用の書斎・ワークスペースを設けること。特に共働きやリモートワークが多い家庭では必須です。

⑦ トイレの音・匂い問題

リビング階段やリビング直結のトイレは便利ですが、使用時の「音(ジョボジョボ音)」や「匂い(のイメージ)」がリビングに漏れると気まずい思いをします。

  • 対策: リビングとの間に廊下を挟むなど、ワンクッション置く配置にする。
  • 設備: 防音ドアを採用する、吸音配慮をするなどの対策を講じましょう。

⑧ 太陽光・蓄電池は「後乗せ」できない場合がある

初期費用を抑えるために後回しにしがちですが、後付けだと「足場代」が余計にかかったり、屋根形状の問題で載せられなかったりします。

  • 対策: 最初から搭載するか、将来載せることを前提とした屋根形状・配線計画にしておくこと。

⑨ 庭は使わなくなる(草むしり地獄)

「子供とプール」「BBQ」を夢見て広い庭を作っても、子供が成長すると使わなくなり、残るのは草むしりの重労働だけという現実があります。

  • 対策: 管理できる自信がないなら、庭を広くしすぎない。あるいは、使わなくなった時の転用方法(趣味のスペースなど)を考えておく。

4. 資金計画と土地選びの盲点

⑩ 固定資産税・修繕費が重い

家は建てて終わりではありません。「豪華で複雑な形状の家」や「高価な素材を使った家」は、固定資産税の評価額が高くなりがちです。

  • 賢い選択: 見た目の豪華さよりも、**「コンパクト+高耐久素材」**の家を選ぶことで、税金と将来のメンテナンス費用(修繕費)を抑えられます。

⑪ 境界・道路族問題

土地選びの際、安易に決めてしまうと、近隣トラブル(道路で遊ぶ子供たち=道路族、騒音など)に悩まされることになります。

  • 対策:
  • 時間帯を変えて視察: 平日・休日、朝・昼・夜と時間を変えて現地を確認する。
  • 道路族マップ: ネット上の情報や不動産屋へのヒアリングを活用し、周辺環境を徹底リサーチする。

まとめ:100点を目指さず「致命傷」を避ける

家づくりにおいて100点満点は難しいですが、先人の失敗から学ぶことで「70〜80点の満足できる家」を作ることは可能です。

特に重要なアクション:

  1. **断熱・気密性能(UH値・C値)**は数値で確認する。
  2. 図面上の距離を実際の歩数でシミュレーションする。
  3. 土地の周辺環境は時間帯を変えて何度もチェックする。

これらのポイントを意識して、後悔のない家づくりを進めてください。

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よくある質問(FAQ)

Q: 新築の断熱性能はどれくらいを目指すべきですか?

A: UH値(外皮平均熱貫流率)で0.6以下、できれば断熱等級6に相当する0.46前後を目指すと、冷暖房効率が良く快適に過ごせます。

Q: C値(隙間相当面積)は重要ですか?

A: 非常に重要です。いくら良い断熱材を使っても、隙間(C値が大きい)があれば性能を発揮できません。C値1.0以下、理想は0.5以下の高気密住宅を推奨します。

Q: 玄関収納(シューズクローク)の広さの目安は?

A: 最低でも2畳は確保したいところです。アウトドアやスポーツの趣味がある場合は、それ以上にするか、屋外物置の併用を検討しましょう。

7代目社長の後悔しない家づくりch

数多くの家づくりをしてきた北山建築7代目棟梁が、お客様に寄り添う一生ものの家づくりをコンセプトに、「建てた後も後悔のない家づくり」ができる情報をお伝えしていきます!

北山裕史のプロフィール

1967年3月2日、北山家の長男として生まれ、小学、中学、高校時代は勉学以上に野球に打ち込み、挨拶、礼儀、人間関係の大事さを学ぶ。地元松阪工業を卒業後、父の勧めで石田建築へ大工修行に入り、28歳で自身初の棟梁として棟上げを行い北山建築7代目棟梁となる。

その後34歳で家業から企業へと方向転換し2001年5月21日「有限会社北山建築」を設立。現在も一貫した「お客様との一生涯のお付き合い」を合言葉に顔の見える家づくりを展開中。

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