2020.01.08
エア断は、どんな断熱材でも、その性能をアップさせる補助断熱工法!
結露しやすい繊維系断熱材でも、結露を抑制してくれます!
同じ条件のもと、通常の壁内温度とエア断の壁内温度のデータを比較したところ、驚くべき結果が・・・
エア断熱で実現するエコ住宅
外部温度
直射日光の当たらない玄関ポーチ下に設置。玄関タイルの影響を受けるので、気象庁発表の温度より若干高め
壁内温度
直射日光を受けて、壁内は日の出と共に温度が急上昇
エア断壁内温度
外気温が23度を超えるとファンが回り始める。空気が対流する事で、壁内温度上昇が妨げられる
外部との温度差約15℃を記録。驚異の性能! そのワケを、詳しくご説明いたします!
季節や目的に合わせた運転方法
夏涼しく、冬寒くなりにくい
ニオイ対策として
深夜の時間帯にファンを稼働させることで、嫌な臭いを排出します。クローゼットや寝室に設置すると衣類や寝具を湿気から守り、清潔に保ちます。また、玄関にファンを設置すると空気の対流による消臭効果が期待できるため、芳香剤が不要!
※常時発生する靴の匂いなどは取り切れません。しかし、こまめに空気を入れ換えることで、靴の臭いそのものを軽減することは可能です。
エア断が効果的な理由
1.断熱性の高い物質、空気
各種建材の熱伝導率
グラスウールや発泡ウレタン、スチレンボードなどの断熱材は、物質の間に大量の空気を抱え込むことで高い断熱性を持たせています。この原理と、さらに上の図から、空気の断熱性能の高さがお分かりいただけると思います。通気層に空気を対流させる事で、断熱材外側に空気の断熱層がプラス。
この断熱層が熱を遮断します。その遮断力はまさに劇的!
通気層に空気を対流させる事で、断熱材外側に空気の断熱層がプラス。
この断熱層が熱を遮断します。
その遮断力はまさに劇的!
2.断熱材の劣化が起こりづらい
一般的な住宅では、下記の仕組みによって、必ずと言って言いほど壁内結露が発生しています。
その結露が断熱性能の低下を引き起こし、快適に過ごしづらい家になってしますのです。
壁内結露の仕組み
日光によって暖められた外壁と、涼しい室内との温度差によって、断熱材が内部結露します。通一般的な住宅の壁内では、このような壁内結露が起こっています。
こうなってしまうと、本来の断熱性能は期待できません。
結露の影響は外壁にも・・・
カビは見た目が悪くなるだけでなく、悪臭や病気の原因にもなります。
日光により外壁が急激に暖められ、しかし、室内側は冷たい・・・そこに結露が発生します。夏、冬、同じ状況で結露が発生。壁一面にカビが発生したり、壁の中に結露が発生したり・・・。しかし、空気を対流させる事で結露の発生を抑え、建物環境を整えます。通エア断では、センサーが常に温度・湿度を測定し、調整することで壁内結露を起こりにくくします。
その結果、断熱材の劣化が抑えられ、断熱材本来の性能が長持ちします。
エア断の特徴
季節、時間帯、温度、湿度の変化によって自動運転
クローゼット
- 深夜寝静まった時間帯(午前3時~9時)に運転。臭いを放出します。
- 床下温度と外気温の差が15度を超えた時に運転。エネルギー効率を高めます。
- 外気温が25度を超えた時に運転。熱がこもるのを防ぎます。
- 冬場、外気よりも屋根裏の温度が高い時に、屋根裏の暖かい空気を取り込みます。
居間
- 深夜寝静まった時間帯(午前6時~9時)に運転。空気を入れ換えます。
- 冬場、外気よりも屋根裏の暖かいときに、屋根裏の暖かい空気を取り込みます。
- 厳冬の場合は温度による運転を中止。
冷暖房効率を高めながら、有効な換気を行います
ジャロジー、上げ下げ窓で、空気の循環を考える必要が少なく、リーズナブルな設計が可能です。(フィックス窓での採光を考えれば良くなるので、気密断熱性も高まり防犯性も高まります。)
屋外に設置したライトなどを、あらかじめ設定した時間に自動運転・自動停止させることが可能です。
必ず発生する壁内結露を、空気の強制対流で軽減します。湿度の高い時に通気層を強制対流するので、結露の発生を抑え、カビ、ダニの発生を抑制します。
※一般的な工法の場合、壁内で発生するカビやダニは、空気が通気層を対流するので壁内結露が発生しないため、カビやダニを抑制することができます。