2020.10.09

川沿いの土地は好条件?デメリットにも目を向けて最適な土地選びを

川沿いの土地で本当に大丈夫?

念願のマイホームを建てる場合や新築物件を購入する場合、やはり土地の場所は重視しなければならないポイントとなります。

小学生の子どもがいる家庭で、車通りの多い土地を選んでしまうと、子どもが通学時に交通事故に遭ってしまう危険性が高くなります。また騒音などの問題も頭を悩ませる原因となるかもしれません。

このように家族構成などは、土地の場所を決める上で大切です。

そんな中、川沿いの土地は意外と条件が良いことに気づきます。川に面しているため建物によって日当たりが悪くなることもなく、家からの川の眺めも良いでしょう。そのため非常に好条件の土地のように思え、川沿いの土地や、川沿いの新築物件をすぐに購入してしまうという人もいます。

しかし川沿いの土地にはメリットもあれば、デメリットもあるものです。土地を購入した後でデメリットに気づいても、手遅れになってしまいます。

今回は川沿いの土地のメリットとデメリットを紹介しますので、まずはその両方を知ったうえで購入を検討してみてください。

川沿いの土地のメリットとデメリットは?

川沿いの土地を選ぶ際に知っておくべきメリットとデメリットをご紹介します。後悔しないためにも参考にしてください。

川沿いの土地のメリット

川沿いの土地のメリットはたくさんあります。

まず挙げられるのが、先ほども書きましたが建物によって日当たりが悪くなる可能性が極めて低いということです。そのため日中は明るくなりますし、夏場は風通しが良くなって室内も快適になります。

また川には桜の木などが植えられていることも多く、春には花見、夏には川のせせらぎなど、自然を満喫できます。特に都会であれば喧噪を忘れさせてくれる土地です。

幼稚園や小学生の子どもがいる家庭にとっては非常に良い環境といえます。

川沿いの土地のデメリット

次に川沿いの土地のデメリットを考えてみましょう。

まずメリットで紹介した自然と触れ合える川は、きれいな川を想定しています。しかしあまり整備が行き届いていない川もあるでしょう。そういった川であれば、自然よりも虫や臭いなどが気になってしまいます。

さらに川の水質が悪くなれば、家の窓を開けていられないほどの臭いに悩まされる可能性もあります。

川の整備次第で、一転して子どもにとって悪い環境になり得てしまうのです。

また最近は日本各地で自然災害が多発しています。今までは自然災害に縁のなかった地域でも、もはや無関係とはいえない状況です。

そして川沿いの土地が一番に気にすべき自然災害は豪雨です。豪雨によって川が氾濫し、自宅まで浸水してしまう可能性も充分に考えられます。そうなれば、せっかくのマイホームを失ってしまうことにもなるかもしれません。

そういった面でも、しっかりと整備された川であるかどうかを確認しておいた方が良いでしょう。

さらに川が近くにある場合、地盤が緩い可能性も高いです。もちろんすでに工事が行われていれば心配ありませんが、もし工事が行われていなければ、土地の購入後に自費で工事を行わなければならなくなるかもしれません。

きちんと工事が行われているのかといった、見た目だけでは判断できない部分にも目を向ける必要があります。

土地選びの際にはしっかりと確認を

一見条件がよさそうな川沿いの土地のメリットとデメリットをご紹介しました。

今回紹介したように、整備がどのくらいされているかによって状況が違ってくるため、全ての川においてデメリットがあるとは言い切れません。

しかし川沿いの土地のメリットばかりに目を奪われ、勢いだけで購入してしまうと、後悔してしまう結果になるかもしれません。

しっかりとデメリットも確認したうえで、本当にその土地・物件でいいのか、自分の家族が住むにふさわしい立地なのかを改めて考えてから、土地を選ぶようにしてください。

北山建築編集部

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