2020.09.25

住宅ローンの 審査金利とは?

家は、自らが落ち着いて過ごす場所となる部分です。コストに跳ね返りますが「利便性」をどれだけ高められるか、ということは非常に重要な課題となります。例えばいつ来るか分からない大地震に備えて耐震性を上げることを重視するのか、これから産まれる子どものことを考えて、シックハウスなどアレルギーの原因になるものは使わないようにするのか、また逆に老後のことを考えてバリアフリー住宅にするのか、機能性、利便性を追い求めたらきりがありません。それらは全て、自らがどれだけの資金を借り入れ、ローンに出来るかにかかっています。

ローンが借り入れられる金額は「返済負担率」と言う割合で決められます。

返済負担率とは、現在の収入から、ローンの返済にどれだけの負担を負えるかという数字です。
例えば年収1000万円で、そのうちローンの返済に200万円使えるのであれば、返済負担率は20%となります。
この計算に必要になるのが、審査金利です。

審査金利が決まると、借り入れできる金額がわかる

住宅ローンのチラシなどには、ほぼ必ず金利が記載されていますが、この審査金利とは一般的に言われる金利とは違います。

審査金利とは、審査という言葉の通り、銀行やローン会社など金融機関が顧客を審査するときに使う金利の事です。
これは、実際に顧客が借り入れるする金利よりも審査金利の方が高いです。

実際に借入するときに適用される金利は「借入金利」と言い、その数字で計算されたものを、実際に返済していきます。
審査金利は、およそ3%から4%ほどの事が多いです。
つまり審査するときに、3%から4%の金利を仮でかけて、それで審査をするという事です。

計算をして、年間の返済額が年収に占める比率が、負担返済額の範囲に収まると、審査に通る確率が高まります。
具体的に式にすると
融資希望額(円) ÷ 100万円 × 審査金利での100万円あたりの月返済額(円) × 12(ヶ月) = 年間返済可能額(円)

となります。
また、これを活用すると年収から借り入れ可能な額をある程度知ることもできます。

税込年収 × 返済負担率(%) - 他のローンの年間返済額 = 住宅ローンの年間返済可能額(円)
住宅ローンの年間返済可能額(円) ÷ 12(ヶ月) ÷ 審査金利での100万円あたりの月返済額(円) × 100万円 = 最大融資額(円)

とはいえ、なかなか自力でやるのは複雑で難しいので、出来れば専門家に相談してみるのが確実で、おすすめです。
自分の年収に合わせた額のローンを借りるのはもちろんですが、金融機関は様々な事情を見てしっかりと審査をしていきますので、事前にできるだけ詳しく、事細かに計算してみて、把握しておくことが大切です。

北山建築編集部

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