2026.02.18

🏡【密着レポート】初心者夫婦のお家づくり第3弾!家づくりカフェ編「光熱費1万円の差」で選ぶ!初心者夫婦が納得した「安心・長持ち」な家の選び方

前回、社長は『35年後の総支払額は安い家の方が高くなる可能性がある』と指摘しました。ここからは、その理由となる『ランニングコスト』の真実に迫ります。

前回のレポート

🏠 【密着レポート】初心者夫婦のお家づくり!モデルハウス2棟見学でわかった「本当に必要なもの」

🏡 【密着レポート】初心者夫婦のお家づくり第2弾!家づくりカフェ編「借りられる額」と「返せる額」|松阪vs明和 土地価格のリアル

ローンと光熱費のバランス:月々の支払いが同じでもBを選ぶ理由

社長は、借り入れ額(つまり家の価格)が違うにもかかわらず、月々の支払い総額が同じ8万円となる二つのケースを提示しました。

Aさん 住宅ローン…6万円
光熱費…2万円
月々の支払い総額…8万円
Bさん 住宅ローン…7万円
光熱費…1万円
月々の支払い総額…8万円

💡 社長解説:高価格の家を選ぶ合理性

  • 資産価値: Bの方が家が高いため、資産価値が高く、将来売却する際に高く売れる可能性がある。

 

  • リスクヘッジ: 電気代が高騰した場合、光熱費の差額(1万円)が2万円、3万円と開いていくリスクを避けられる。

Point

目先のローンプラス光熱費の合計だけでなく、「性能が良い=光熱費がかからない」という家を選ぶことが、長期的な経済合理性に繋がります。

光熱費のかからない家とは?「性能」と「設計」の重要性

光熱費を抑えるために重要となるのは、家の「性能」と「設計」です。
社長は、この性能を具体的に「気密」「断熱」、そして「パッシブデザイン」で解説しました。

日本の「断熱性能」の盲点

日本の断熱性能の定義は「使っている断熱材の種類」と「サッシの性能」の良さで決まります。しかし、ここに大きな落とし穴があります。

この「隙間」を放置すると、カビ、ダニ、シロアリが発生し、10年で家の構造を弱体化させてしまいます。

Point

『高断熱』でも『高気密』でなければ、10年で家は構造的に弱体化するリスクを抱えます。

性能の要:「気密測定」の有無

隙間をなくす「気密性能」こそが、結露やカビを防ぐ鍵です。しかし、この気密性を一棟一棟検査している会社はごくわずかです。

見極めポイント

  • 「気密測定(C値測定)」を全棟標準的に行っているか。
  • 「要望があればやる」や、カタログに数値を書いてあるだけの会社には注意が必要です。
  • 家が変われば、間取りや、使っている材料なども変わってきます。
  • ちゃんと一軒一軒気密測定をしている会社かどうか確認しましょう。

メリット

  •  気密性が高いと、暖かい空気と冷たい空気がちゃんと混ざり合い、
  • 上下の温度差がなくなるという快適性のメリットも生まれます。

機械に頼らない「パッシブデザイン」

光熱費をかけずに快適さを得るのが「パッシブデザイン」。自然の力(太陽光や風)を味方につける設計力です。

 

  • 夏: 日射遮蔽(太陽の日差しを入れない設計)
  • 冬: 日射取得(太陽の日差しをどんどん入れて、その熱を逃がさない設計)

 

社長は、Googleマップとコンピューターシミュレーションを使い、建てる前から太陽の角度(季節)
や風向き(気象庁データ)を計算し、窓の位置や庇(ひさし)の長さを設計していることを紹介しました。

もっと詳しく知りたい方はこちらの記事へ

【三重県】「パッシブハウス」と「パッシブデザイン」環境先進国ドイツ発の超省エネ住宅という考え方

【三重】自然エネルギーを取り入れた「パッシブデザイン住宅」のおすすめポイント

品質管理の最重要項目:第三者機関による検査の有無

最後に社長は、家の「品質」と「安心」の根幹となる、「検査体制」の重要性を強調しました。

飛行機と同じく、家づくりにおいても、施工後のチェック体制が非常に重要です。

🛡️ 品質管理の生命線!なぜ「第三者機関の検査」が必須なのか

家づくりにおける品質管理は、目に見えない壁の裏側で何が行われているかを確認する、まさに「命綱」です。

社長は、大手メーカーが採用する「社内検査」と、北山建築が標準とする「第三者機関の検査」の決定的な違いを強調しました。

「社内検査」が抱える構造的なリスク

大手ハウスメーカーの多くは、自社の社員や関連会社が検査を行う「社内検査」を採用しています。しかし、社長はこれに内在するリスクを指摘します。

❌ リスクの核心は「隠蔽」

チェック機能の欠如

検査員が身内であるため、施工の遅延やコスト増に繋がる「手戻り」を嫌がり、甘いチェックになりがちです。

施主への不利益

  •  もし手抜きやミスがあっても、壁や床で隠れてしまう部分(隠蔽部)は、検査で指摘されないまま進行します。

発覚後の対応

欠陥が発覚した場合も、会社ぐるみで問題を小さく見せようとする構造的なリスクがあります。実際に社長は、大手メーカーで建てた施主が社内検査の不備で困っていた事例も紹介しています。

「第三者機関の検査」がもたらす安心

一方、第三者機関による検査は、建築会社とは資本的・人的な関係が一切ない専門家が、公平な立場で厳しくチェックします。

✅ 第三者検査の3つのメリット

公平性と厳格性

具体的な機能 検査は、国が定める基準や会社のルールブックに基づいて実施され、検査官は建築会社に忖度しません。
施主の安心感 誰が見ても正しい施工であると客観的に証明されます。

「是正」による品質向上

具体的な機能 80点しか取れなかった場合、100点になるまで次の工程に進めません(是正指示)。このプロセスを繰り返すことで、職人の技術向上にも繋がります
施主の安心感 壁を閉じる前に、確実に欠陥がない状態に是正されます。

記録の透明性

具体的な機能 基礎配筋、構造躯体、防水処理など、施工中の重要な工程を写真付きで記録し、最終的に施主に報告書として引き渡されます。
施主の安心感 完成後には見えなくなる壁の裏側の「安心の証拠」が手元に残ります。

「見えないから怖い」を解消する検査体制

くるちゃんが大手メーカーの「工場生産」を安心材料としていたのは、まさに「現場で何が行われているか見えないことへの不安」があったからです。

第三者検査は、工場生産ではない現場施工であっても、その「見えない不安」を解消する最も効果的な手段です。

おかちゃんやくるちゃんのように、家づくりに詳しくない施主でも安心して任せられるのが、

この第三者検査の最大の価値であり、「価格が高いから安心」という旧来の常識を覆す、現代の家づくりにおける必須条件になりました。

現場を見れば会社がわかる

良い現場と悪い現場

最後に

おかちゃん&くるちゃんが、単なる「間取り」の話に入る前に、

「予算の真実」「性能の科学」「安心のルール」という家づくりの根幹を深く学べたことは非常に大きな収穫です。

特に、目に見えない気密性第三者検査が、長期的な安心に直結することが分かりました。

 

次回は、家づくりカフェ編03、買う時の順番が違えば損する話と全体のまとめをメインにご紹介していきます。

引き続き、密着レポートにご期待ください!

北山建築編集部

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